2010年8月30日月曜日

よく焼けた!斐太県民休養地での野焼き

土器作り体験、一般募集のかたの作品。妙高小学校の生徒の授業の作品。アルネ小濁の土器作り等の作品。
およそ70点を、猛暑が続く8月29日、斐太県民休養地で野焼きを行った。
今回初めての場所での野焼き。窯場の整備を丁寧に行っていただき、連日の好天も加わって条件がよかった。
猛暑にも関わらず早朝より一日、準備とサポートにあたってくださった市役所のみなさんに感謝している。

今回の特徴は、最終的な高温を持続したことによる焼き締まりもよく、表面にツヤが現れる作品があった。
あぶりを長くとる焼き方のせいもあると思うが、ぶ厚い作品も安全に焼けたところが良い。
気温が高かったため体力的に辛かったが、非常によい焼成結果が出ている。

一部始終を紹介する。

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▲午前8:30点火。窯を温め、あぶりやきから始める

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▲全景(草は事前に広く刈って、充分乾燥している)

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▲炙り焼の終了。約2時間かける

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▲中心にあったオキをどかして中央に作品を配置11:30。再びゆっくり温度をあげていく。

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▲12:15いよいよ高温へ

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▲火力をキープしながら徐々に薪を増やす

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▲言葉では言い表せない暑さである。休憩と水分補給は交代で

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▲本日最大の炎。13:00

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▲火は小さいように見えるが温度はさらに高くなっていると思える。火の色が明るい

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▲たっぷりのオキのなかで作品も赤くなっているのが解る。オキの温度は700度というが、よく焼きしまっている。14:00

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▲体力の消耗がつきもの。焼きあがるときには皆つかれているので、最後まで注意を怠らないように

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▲オキの量が減り、作品が顔を出したら順次取り出す。色、焦げ、焼き締まり、それぞれの作品の出来を味わう。

2010年8月27日金曜日

アルネ小濁のスローガン「創ることは表現すること」

いろいろな表現がある。その表現は何かを介して人に伝わる。

ただ一点をじっと見つめ、近寄りがたいようなオーラを発し、もくもくと想いを込めること。そんな姿は地域社会という畑の養分ではないだうか。
老若男女、職業、立場、学歴経験、全く関係ない。

そんな表現は、何かを生み出し、伝えていくに違いない。それは、地域の創造、未来の創造である。「創ること=表現すること」
アルネ小濁の「つくりびと」 とはそういう人達のことではないだろうか。

昨日、良雄さん、竹田さん、村越でキルンパークの土間コンクリート打ちを終えた。

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作業にあたった三名の足跡を残した。

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2010年8月24日火曜日

「自然から個性を学ぶ〜灰釉研究」研究生募集

 

「自然から個性を学ぶ〜灰釉研究」研究生募集

 

アルネ小濁やきものゼミ22年度研究生募集


やきものの特徴である「釉(うわぐすり)」の最も重要な”灰”について研究し、素材の特徴を比べながら「自然の持つ個性」について考えてみます。陶芸の未経験者歓迎。
  • ねらい:身近な素材から釉薬を作る多くの過程の中で、自然から得られる個性を感じとります
  • 期間:平成22年9月~12月
  • 活動場所:小濁または楡島を拠点に活動

詳しくは、「自然から個性を学ぶ〜灰釉研究」研究生募集 をごらんください

2010年8月23日月曜日

『土器・はにわを作る。』2

おはようございまーす。
よろしくおねがいします!

静かな旧小濁分校に子どもたちの声が響きました。
先月大好評だった『土器・はにわを作る。』
の追加希望があり、21日実施しました。


まずはお話と土練り。
イメージした粘土とは違ったようで、固くでつぶつぶがあることを発見。
気になったことは途中メモしながら、作業はすすみます。


どんなかたちになっていくんだろう…。



成形した作品。
乾燥後、野焼きをします。

キルンパークらしい景観に接近

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21日、22日と作業が進んだ。クルーの紹介。

アルネ制作委員:山崎良一、横山裕孝、竹田勝彦、千田真亮、村越洋一
アルネ応援団:今井良雄

21日は屋根の垂木、抜き板張り、トタン貼り。22日は土間の型枠作り、パーク内整備、通路作り

ギャラリーも増えてきた!?何気に通り抜ける人。農地の管理に来た地権者さん達。クルーの家族や友人、などなど。
維持には苦労はつきもの。しかしながらとても良い景観になってきた。

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2010年8月19日木曜日

草刈りの仕事

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草もそろそろ限界。と、キルンパークの草刈りをした。今年3回目。(草刈り前の様子。バックホーでやったわけではありません・・汗;)
草刈りは立派に仕事。広大な田んぼの畦が見事にキレイになっているところを見ると、心底感心するようになった。 
ビーバーを所有して6年。ようやく自力で除草に関する身の回りのメンテナンスができるようになってきた。

やったことのない人には解らないことだけど、中山間地の環境維持って、こういう、人の手入れの積み重ねだったはず。
今は荒れた棚田、林、農道・・昔の人はよく働いたもんだなぁ。

 

2010年8月18日水曜日

釉薬用とうもろこし

釉薬作りの素材集めを随時行っている。

今日は、竹田、村越でとうもろこしを収集。軽トラ一杯。乾燥させて灰を作る準備を行った。

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2010年8月8日日曜日

屋根の下地半分まで。ふぅ〜

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キルンパークの窯。ちょっとづつですが進んでいます。窯と言っても窯を作るための屋根ですが・・。

DSC02110どえらい時間がかかります・・。それにしても暑い。

8月7日野焼き作品の展示

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ねおかん縁市で作品の展示を行ないました。
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2010年8月2日月曜日

暑い、熱い、アツイ野焼き!

今年初となるアルネ小濁の咲耶姫(さくやひめ)キルンパークでの野焼きをお手伝いしてきました。・・・そう、たまには静かなところで、写真を撮りながらのんびりとしてこようかなぁ…という軽い気持ちで。

 

今回野っ原で見られながら焼かれてしまう(?!)作品の数々です。想像を超えた自由な発想の作品にまず驚かされます。

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まずは、まだ土の中に含まれている水分をゆっくりと蒸発させるために、火元からやや離れたところに作品を並べます。なーんだぜんぜん火も大きくないし、距離もある…と思いきや、この距離でもすでに熱いです。

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じわじわと炎に近づけられた作品たち。そりゃ、もううっすらとススで黒くもなってきますよ。きっとこのじわじわと近づける作業を怠けて近道しようとすると作品にヒビが入ったり、焼き上がりが今ひとつな感じになるのかなぁと実感。ここは我慢のしどころです。

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十分に熱せられたあとは、いよいよ火元の中心に作品を並べます。炎が上がっていないとはいえ周りを出来立ての炭に囲まれた中に作品を置きに行く作業は、もはや火渡りです。なんだか精神的にひとつ成長したような気分になります(笑。

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作品もまたたく間にススで真っ黒になってしまいます。こんな色もカッコいいのですが、この後さらに薪を投入し最大限の炎で焼いていきます。作品たちも熱いでしょうが、人間も夏の暑さと炎の熱さでノックダウン寸前です。

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炎で焼けきったあとには、ススも焼け飛んでスッキリとした姿が現れます。いよいよ完成です。

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いやぁ、周りで見ているのと実際にやるのとではぜんぜん熱さが違いました。とにかく「炎が熱い」。当たり前のことですが実際に野焼きをしてみて肌で感じました(いや、文字通りホントに肌が炎で焼けそうです)。

大昔はこんな大変な思いをして器を作っていたんだなぁと思うと、何千年も経った現在でもしっかりとした形で土の中に眠っているのも分かる気がします。あらためて土器のスゴさを感じた一日でした。

 

足場を組み立て安心作業!・・の準備

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足場を組みました。少しずつですが作業が進んでいます。
作業が進まなかったのは、釘抜きですねぇ・・。↓

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こないだ購入した中古材木、といっても廃材についてる釘の量が半端なく、抜くのにえらく時間がかかってしまいました。それでも、切り揃えるところまで到達。

昨日は、アドバイザーの秀穂さんから足場を借りてきて 組み立て作業です。足場の組立は初体験でしたが、うまく出来ているもんですね。勉強になりました。

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