2012年6月27日水曜日

島田さんの釉薬作り、採取した土の状況、薪割り

本日の活動は盛りだくさん。

島田さんの釉薬作り

島田さんは、ご自宅の薪ストーブの灰(アカシアが多い)を40目のメッシュに通して持参。ポットミルに通すことにしました。

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およそ7時間後、すっかりなめらかになりましたが、最初のカサはどこにいってしまったの?

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ミルにかけられた灰はつかめるような固形分は無くなりシャバシャバの液体状。アクは殆ど抜けていないようなので、そのまま島田さんに返却することに。上水を捨てながらのアク抜き。よろしくお願いします。(ぬるぬるが取れてきたら布で漉して完全乾燥させてください)

採取した土の状況

完全に乾燥させた土を水に戻し、漉してから布にくるんで吊るして早2週間。一部カラカラになるほど水分が抜けています。これでベースの土のほうはOKです。若干きめが荒いようですが、これが吉と出るか凶と出るか。一般的に言えばあまりいい状態とは言えないかもしれませんが・・。

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薪割り

前回用意してあった針金を使い、小割りにした蒔きを束ねます(合計およそ20束)。10分の1くらいは終わったでしょうか。やはり薪割り作業は地道です。

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▼出来上がりをイメージ(釉原料の乾燥した灰、釉薬の雰囲気、土の収縮や色)

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次回は

土の焼成データ取り:シャモット(焼き粉)や耐火性可塑性の強い粘土などと混ぜて、作品づくりのための粘土のテストピースを作ります。

2012年6月14日木曜日

6月13日小濁窯クラブ「土作り」

原土のテスト焼成(色見)

まず、5月26日に小濁で採取した土のサンプルをご覧ください。

左が原土(スライサーでスパっと切った状態そのままを乾燥)。真ん中が素焼き(800℃焼成)。右が本焼き(1230℃酸化)です。
全く練っていないそのままの土のため、粒や層がそのまま現れます。こう見ると、白土と赤土の層とそれに鉄分の濃い粘土粒が混じっている感じです。これを全て混ぜれば自ずと赤土となるわけです。 

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また、収縮率は解りませんが、耐火性は大丈夫なようです。

水簸による土作り

潰してからふるう方法も検討しましたが、重労働なため今回はやりやすい水簸(すいひ)で行う事にしました。水簸とは水の中に入れた粘土を漉しながら粒子の細かい部分を抽出していくことですが、アク(粘土に含まれるアク)を抜く効果もあります。今回はもっと簡単に、完全乾燥した土を水でもどし、大きなゴミ(木の根や異物)と石や砂を取り除く程度に留め、撹拌して全てを混ぜてしまうことにしました。時間短縮と省力化です。そのため、比較的大きな粒も残っています。これがどう影響するでしょうか。

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こう見えて結構根気のいる仕事です。

水が自然に抜けて捏ねられるまで、またしばらく様子をみることになります。梅雨入りしたのに雨はあたりませんでしたが、これから作業が辛くなってきます。
薪割りと、釉薬作りの研究も同時進行です。 

2012年6月3日日曜日

6月2日、3日は整備に明け暮れる

この週末キルンパークは、梅雨入りに向けて充実した整備作業を行った。

〜 その一 空きスペースを畑に〜

小濁発酵文化研究会とも連動して、大豆を栽培することに。手作業覚悟で土起こしを始めるが、運良く山崎さん(山さん)がトラクターを出動してくれて、一気に作業がはかどる。元田んぼだったという土地に久しぶりに空気が通った。(2日AM)

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〜 その二 薪が次々と運ばれる 〜

h24小濁窯クラブの島田さんから連絡をいただき、市内で伐採された赤松とシーダーの玉割りを搬入。小濁で折れた赤松の枝も回収。(2日PM)

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〜 その三 土乾燥用の棚設置 〜

先日掘った小濁地内の粘土をカゴに広げ、単管で組んだ棚に移動。広げきらなかった土も合わせておよそ30トレーの乾燥に入る。(2日PM)

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〜 その四 〜

昨年焼いて雨水にさらした、1.窯の灰 2.バーベキュー灰 3.古民家畳灰 の整理。ポリバケツを入れ替えて再び雨水にさらす。古民家畳灰は今年の小濁窯クラブで村越の釉薬その2とする。題して「十二の木畳釉」(2日PM)

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〜 その五 ススメバチ駆除〜

キルンパーク周辺にて鉢の巣発見。スズメバチジェットでメスバチ退治。このあともう一匹駆除、その後もう一匹発見して薬をかけるも逃げられてしまう。(3日AM)

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〜 その六 窯小屋整理と掃除 〜

薪の整理、棚作り、道具の整理、小屋内掃除。窯焚きが安全に行えるようになりました。(2日AM〜PM)

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以上時間のかかる作業でしたが、パークの充実に一歩前進。いよいよ窯焚きに入れます。

2012年6月1日金曜日

至近距離にてカモシカに遭遇。冗談のようなショット

キルンパークの整備に小濁へ。ひと通り刈り込んで作業の段取りをする。

今年はスズメバチが多いと聞くが、数匹のスズメバチを発見。ジェット購入しよう。

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そして帰りしなになんと水浴び中の牛。ならぬでっかいカモシカ。のっそのっそと田んぼから這い出て谷へ。

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慌ててデジカメ取り出し記念撮影。↓

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顔は優しいおじいさん(笑)

先には倒木と、まだ雪がありますね。