2013年5月30日木曜日

土の調合→テストピース作り 小濁焼クラブ

今年の活動ははちょっぴり駆け足です。

5月27日15:00より、ねおかんぱーにゅ南部工芸室にて小濁焼クラブの平成25年度の土調合作業が行われました。

去る4月17日に市内麻苧田(あそうだ)で採取した土をベースにします。

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▲写真左:今回の補助粘土(増粘、耐火、可塑性、収縮補正のため)の、伊賀の木節粘土(三光鉱山)(粉末30kgを1100円で購入、手数料なんだかんだで2,000円/30kg)
右上 :麻苧田(青粘土) 右下:麻苧田(赤粘土)

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▲粉末の木節粘土に加水した状態で、加水率を計算。粉1.1kgに対して400ccを加水。含水率としては25%だが、加水率は36%。

つまり粉末1kgに対して360ccの水を足すように考えよう。

↑右下の表は、麻苧田の赤い土を「R」と表記、青い土を「B」と表記。加水した木節粘土との混合比率を表している。

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▲土いじりに慣れていないので形は多少いびつですが、中央線(ゲージ)の長さは10cm。生の状態で刻んでおく。

記号のRとBは採取した場所の違い、数字は混合比である。例えばB5は、麻苧田の青い土5:木節粘土5 である。

【テストピースの使い方について】

初めて採取してきた粘土がそのままやきものに使える事はほとんど無い。粘土の良し悪しは一般的な作品作りに必要な「可塑性=形作りがしやすいか」「収縮=乾燥や焼成で縮み過ぎて割れないか」「耐火=平均的な焼成温度で激しく溶解しないかor焼き締まるかなど」の主に三要素である。採ったままを単独で軽く練って焼いてみるのも必要。土の特徴に併せて焼く温度を調整する事もあっていいが土ごとに焼き方を変えられない場合は、平均的な焼成温度に合わせた調整が必要になる。
テストピースは、混合比によって扱いやすさを確認したり、収縮率、焼け具合を確認するために作成する。

 

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残った土で記念作品作り。

参加者は島田さん、中村さん、黒谷さん、出口さん、村越洋一です。