2012年7月17日火曜日

7月17日小濁窯クラブ「釉薬の調整」

まずは、7月4日に調整した土の焼成結果から

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原土に近い配合(8:2)でシャモット1、耐火土1のC2を選択。

続いて釉薬の調整。今回は島田さんの薪ストーブの灰(木灰)を使わせていただき、長石と、藁灰の配合を変えて調合、テストピースを作りました。

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テスト用の小型窯に窯詰め、本日の作業は終了です。

次回、本番粘土の調合⇢土器作り。そして電動ろくろによる整形と進めていきます。いよいよです!

 

▼おまけ画像

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h24テーマ灰のテストピース

平成24年度小濁窯クラブの活動に便乗して製作中の灰の焼成結果が出ました。

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左から

  • 「12の木畳灰」予想通り不溶です。畳表はい草、殆どは稲わら。きちんと擦れているので使いやすそうです。
  • 小濁窯の灰。杉、米松、赤松、その他の雑木のはずです。木灰なんですが案外マットで落ち着いたグレーです。
  • キルンパークの野焼き+BBQ灰。BBQは特別影響しているとは思えませんが、主に杉、米松、広葉樹も多少混じっています。土(アルミナ)も多少入っているかも。色は窯灰に近いですが艶があってよく溶けています。
  • 「瑞穂農村公園灰」ここの灰相変わらず良好です。透明感もあり、土の鉄分の反応がすごく良い。アルミナを足して粘りを出してみたら良いかも。

焼成:電気窯1225度 OF・何れもポットミル摺り・何れも単体

2012年7月7日土曜日

今年のテーマ灰摺りあがり。目指すはマイレージゼロのやきもの

ようやく梅雨らしいジメジメが続く毎日。今年の灰のミル摺りが終わりました。電動のポットミルに任せるとは言え、それぞれ8時間近く摺っているので時間はかかっています。

ずらりと並んだ干し物は、左から

  • 2012年の瑞穂農村公園の草刈りで出た芝、苔、スギナ、雑草の灰…「瑞穂農村公園灰」
  • 2011年筑波大学の学生と、国際環境アウトドア専門学校の学生の協力で焼かれた小濁の古民家の畳…「12の木畳灰」
  • おまけの二つは、小濁窯初窯からの窯の雑木灰と、キルンパークの野焼きやBBQで出た野焼き窯の灰

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乾燥には時間がかかりそうですが、目指すイメージは、「マイレージゼロのやきもの」です。

2012年7月4日水曜日

7月4日小濁窯クラブ「陶土の調整」

5月26日に小濁で採取した土の調整です。

今回より出口さんも加わって5名で活動しています。

  1. 原土の土練り、粘り調整用粘土の土練り(白土)
  2. 原土、白土、シャモット(焼き粉)の配合率の検討
  3. テストピース作り

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↓出来上がったテストピースと配合比率の一覧。左写真の奥に見えるものは、お遊びテストピース。白土やベンガラを塗ってみました。

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およそ一週間後に1230度で本焼き焼成(酸化)後、本番粘土の配合比を決定し、土練りとなります。

次の活動は7月17日。島田さんの灰を調合してオリジナルの釉薬を作ります。そのテストピース作りです。