2013年12月5日木曜日

作品と焼きの評価 小濁焼クラブ

小濁焼が2年目の方もあり、窯焚き、釉薬ともに充実して来た感がありますので作品について入念に評価してみようと思う。

釉薬

釉薬は今回4種類使用した。

A.中村灰マット、B.中村灰鉄赤、C.村越藁白、D.h24小濁窯クラブ釉

内、AとBが今年開発した釉薬で、Aは安定した良好なカオリン系のマット。Bは酸化で黄色が強く出て還元でマット赤〜黒の鉄の色濃い釉薬だ。 写真はBの釉薬。左が還元、右が酸化 

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釉掛けの状態からごらんいただくと、黒っぽいものがD. 白っぽいもの左から2列目と3列目の下がA. 赤一番右がB.

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まずはAの作品 中村灰マット 

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▲皮鯨灰マットマグ(村越)/今年の土の雰囲気が出る薄掛け

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▲皮鯨灰マット中鉢(村越)/落ち着いた表情。マグよりさらに薄掛け

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▲灰マット小皿(斎木京子)/比較的厚掛け。たまり部分は不透明なつや消し

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▲灰マット湯のみ(宮下均)/緋色の出る粗い白土に程よくかけた。細かい貫入も

中村灰マットは比較的厚掛けがよいようだ。白土で美しい半透明の白となる。

 

続いてB.の作品

中村灰鉄赤

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▲マグ、花器(斎木京子)/上のテストピースでも判るように、左のマグは酸化で、右は還元気味。花器は窯の最上段に置いてあり、マグは中段に配置したため変化した。

http://farm6.staticflickr.com/5522/11219302946_a48edd45d7_n.jpg 鉄赤釉小皿(村越)/こちらは窯の最下段に置いたもの

中村灰鉄赤は窯変が激しいようだ。

 

続いてC.

村越提供の藁白

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▲茶碗(斎木京子)/比較的人気の釉薬となった。掛け具合、窯の様子で景色が変化する。

D.h24小濁窯クラブ釉(昨年開発した釉の繰越品)

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▲刷毛目湯のみ(村越洋一)/酸化に近いが自然と薄い緑色が出る。

http://farm4.staticflickr.com/3776/11219306436_fc77ff19f6_n.jpg斎木京子作。厚掛けで白濁。しっとりとしてよく溶ける。

最後に焼き締め

http://farm8.staticflickr.com/7291/11219294095_be275ecbf2_n.jpg 貝跡お一人デカンタ(村越)/無釉、最上段にて焼成

http://farm8.staticflickr.com/7343/11219420113_bbccd84fe2_n.jpg 焼き締め壺(村越)/火前で焼成

焼き締めは鉄の雰囲気が良く出ている。高温でブクが出始め熱の弱さを感じる

今回の窯について

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温度の上昇が順調で上下のゼーゲルとも9番が完倒しているため充分な熱量があると判断したのだが、2段目の藁白が溶けていない。今少し引っ張る必要があったようだ。

また、中性〜酸化気味である。もう少し還元で焚けるようコントロールの課題を残した。

 

本窯焚きにチャレンジ!窯焚きの一部始終編〜窯じまい 小濁焼クラブ

11月25日。ものすごい突風のため、煙突のレンガが覆いとともに吹っ飛んだ。そしてレンガ4個が煙突内に落下。煙道をふさがないよう、棒で煙突の上からよけてやるも、取ることは出来ないのでそのまま窯焚きすることに。

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さぁ、h25小濁焼クラブ最後のクライマックスを迎えました。

朝6時に咲耶姫にお祈りし、点火。島田さん、宮下さん、村越で窯焚き開始。9:00に綿貫さん参戦。

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10:30。学校の授業で復興鈴を作った妙高小の子どもたちがやってきました。全員が交代で薪くべを体験し、窯の中を覗き込むと「うわぁ〜っ」と歓声があがりました。

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正午。1000℃を超えた窯の内部。

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この日の窯焚きは順調でした。15:00には1100℃に上がり黒煙と煙突からは激しい炎も上がる。

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19:00、1230℃になり、1200℃キープも順調。

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テストピースにもまずまずの灰が被り、全体に酸化気味。ゼーゲルの倒れ具合を確認して19:45に窯焚き終了。

非常に順調な窯焚き。お疲れ様でした。(作品の様子は次の記事で紹介します)

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午後からは泰子、斎木さん、出口さんも参戦。再登場の綿貫さんの差し入れに励まされる。

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12月2日。窯小屋の冬囲いと窯終い作業

 

1.煙突のアングルを外し、レンガをしまう。蓋をしてシートで覆う。

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2.今年より単管の間柱を2本立てる。島田さん斎木さんの協力による

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3.小屋内を整理してベンチや灰のアク抜きの樽をしまう。

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4.パッタンを倒し、周囲の囲いを入念に行い終了。

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