5月26日(土)土取り作業。いよいよ24年度小濁窯クラブの活動が始まった。本プログラムは、土探し、薪割り、土づくり、釉薬作り、窯焚きまで、1年かけて本格的なやきものを作りながら、ものづくりを通した自然の循環を体で感じるものです。
参加者の島田さん、黒谷さん。そして妻 泰子、私 村越により、事前に目星をつけておいた現場で作業開始する。
ここの土は21年度の研究事業で行った、妙高の土研究データでは「小濁や-2」の土と非常に近いところのものです。焼いた時の色や収縮率など以下のリンクよりご覧ください。
山から下ろした後は、キルンパークの小濁窯周辺で雨に当たらないよう乾燥させる作業に。
似た土で小濁窯にて無釉で本焼き焼成した器のサンプルを見る。
昨年8月に行ったイベント「小濁時間・夏」で焼いた古民家の畳(古民家修復のブログ)や、窯から出た灰などについて説明。これは釉薬の原料となる。身の回りの素材で釉薬を作る研究は22年度に行った灰釉研究が参考になります。
- 灰釉研究/22年度やきものゼミ ←研究のまとめページ
- 灰釉研究の武勇伝的ブログ。灰釉作りの材料収集からアク抜き、ミル摺り、テストピース作り、テスト焼成まで全容をご覧いただけます⇢ 自然から個性を学ぶ~灰釉研究
最後に今年度のプログラムについて説明と意見交換を行う。
今回のプログラムは、21年から行った、土、灰のそれぞれの研究に昨年開窯した小濁窯を複合させる初の企画です。
本日の打ち合わせで現段階で決まった年間プログラムの日程等はこちらにまとめてあります。
⇢ 自然を味わうやきもの24年度スケジュール
24年度活動メンバーの皆さん。最後はどんな作品が生まれるでしょう。楽しみですね!